2009年11月18日水曜日

この間はブルーグラスのセッションにお邪魔した
フラットマンドリン弾きのTちゃんに呼ばれて行ってきた
銀座の老舗


ブルーグラスはご無沙汰していた
そんな人間が人前で演るのもちょっと失礼な話だけど
あたって砕けてみたくて行ってきた



これは音楽全般に言えることだと思うけれど
演奏者全員でリズムを作っていくという要素が
ブルーグラスは特に強い、と思う
基本的にはドラムは居ないんだし

ギターの役割は多分ハイハットかなぁ
2ビートをきっちり刻んでいかないと
気持ちの悪いなまった2ビートになっちゃう


俺の持っていったアコギはブルーグラスには歯が立たず
TちゃんのオールドD-28をガンガン弾かせてもらった
良い音だった

曲の頭からケツまでずーっとリズムを出し続ける
これがなかなかどうして大変なことだった
弦太いから左手の指先は痛いし右腕はプルプルしてくるし

軟弱


真ん中にマイクが一本あるでしょう
あれだけでバンド全体の音を拾うんです
ミキシングは演奏者がやる
どうやってやるかといえば演奏の強弱と立ち位置でやる
ソロをとる人間が真ん中に行って
楽器を持ち上げてマイクに近づけて弾く
ソロが終わったらその人は引っ込んでボーカルが
真ん中に来て再び歌う

みたいな

非常に解りにくい説明だなこれは
とにかくワンマイクっていうのは味わい深いもんです


そんな銀座の夜
右腕がプルプルの夜

2009年11月13日金曜日


毎回美味しく出来るとは限らないのよね

と思いながら入れておりましたところ
アンプのことを思い出した
ギターアンプね
赤坂のお店に置いてあるツインリバーヴのこと
今はもうないのよね
今は無難なPEAVEYのツイードのやつが置いてある


そのTwin Reverbは多分シルバーフェイスと
呼ばれているちょっと古いやつで
スピーカーにJBLが入ってると誰かが言ってた


これがもう信じられないくらいの強者で
まるで日本刀のような高音を出すアンプだった
トレブルのつまみは危険領域で
触るときには細心の注意を払わないと
持ち前の日本刀でバッサリ斬られる恐れがあった


そのTwin Reverbの持ち主はこれまた
日本刀のようなプレイをするギタリストだった
曰く

「あんなもん、年に2回くらいしか良い音せえへん」

膝を打ちました
機械に対してそういうスタンスなのね、と
言われてみると確かに年に何回かは
すんなりと素晴らしい音が出る日があった



機械だからといっていつでも同じ音がするとは限らない
物理的に色々な要因が重なりあっているだろうし
気温や湿度や気圧も関係ないとは言えない
つきつめると聴く方、弾く方の
体調による耳の変化も大きく影響するのかもしれない


っていうようなことを考えながら珈琲を入れておりましたとさ

2009年11月8日日曜日

一昨日のO-eastのイベントを終えて
怒濤の(といってもそんなにハードじゃないけど)ライヴラッシュに
やっと一段落つけられた


ステージ袖にはライヴアクト達の機材が各々まとめて置いてある
でっかいアンプ、立派なドラムセット、カラフルなシンセ・・・・・
ツインドラムのアクトもいたし、壮観です


ペトロールズの機材置き場はというと
竿もの二本、シンバル、スネアのソフトケース達が
壁にグニャリと立てかけてあるのみ
情けないといっても良い状態

でもそういうところが良いのではないか
と思う自分がいる
「身軽」っていうのは結構難しいこと
最低限の機材持ってブラッと行ってバキッと演奏して
またブラッと帰ってくるみたいのってとても格好よろしい
腕がないと出来ないやね
自分にもっと腕があれば機材も1つ2つと減っていって最終的には
自転車でギターだけ背負って
「おはようございます」
っていうのが出来るんだけど





ピアノのある部屋はこの間の京都のときの楽屋

色々な所から声をかけてもらって本当に嬉しい
そんで色々な所で演奏するわけだけど
慣れない環境で色んなことが起こる
それをメンバーと乗り越えつつ演奏する
色んな環境で演奏された楽曲達は鍛えられて骨太になってくる
そんな印象を受けた