2013年1月25日金曜日

ソリッドなギターという意味だそうです
「SG」
Gibsonが創った銘機
ずいぶんと簡単な意味合いだなと思うけれど
もともとアコギのみならずバンジョーやマンドリンやらも
バキッと作る由緒正しいメーカーが
アコースティックな見地から楽器を作るということをやめて
始めからエレクトリックギターを作ってみた
というようなものなのでしょうか

SG

もともとカタチが好きでずっと気にはなっていた
数年前に1970年製とはいえ可哀想に変な風に改造されていた一本を
手に入れてそれをさらに自分好みにいじって使ってみたけれど
これがどうも心が通じ合わなくて珍しく手放した
基本的に手に入れたギターは手放さないのだけどどうも合わなかった


それを手放して手に入れたのが左のGuild
品があってよい音がする

SGも多分1960年代初頭のは良い音がするんだと思うんだけど高けー
それでもって青いのがあってそれがすごく好みなんだけど
その色のやつはさらに高けー


SGの青は買えないからっていうので手に入れたのは青のMelodyMaker
右のやつです
これは1966年当時の廉価版だから今でも安い
けどこれはこれでこれにしか出せない鈴みたいな良い音がする

問題は真ん中の一本
カタチはSG
でも作りはまんまTelecaster
ボディはSGより全然分厚くてネックもFenderのようにネジ留め
今のところ世界に一本しかありません

relicという言葉があります
デニムとか洋服で言えば着古したようなそういう加工を施したものを
ギターとか電気弦楽器界隈ではレリックと呼んでます
新品なのに何十年も弾き込まれたような風合いにしてあるわけです
それ自体は否定はしないんだけど
そのために値段が上がるのは
何だか不思議な感じがして仕方ないのです


けれど過去に存在していなかった架空の楽器が
古ぼけた状態で存在する
というのは何か凄くワクワクしてしまう
そういう洒落は大好き
真ん中のはそういう一本なんです

それにしても
どうしてTeleの血を掛け合わせたくなってしまうんだろう
そしてそんな思いつきを実現してくれる職人さんがいることに
本当に感謝です


こんなにSGについて書いたんだけど
この記事の画像の中に生粋のSGは無いんだよなー
まあそれはそれで